Q
法人と個人、どっちか税金が安いですか?
小学生でも分かるように、かつユーモアたっぷりにレクチャーください(pekori)(30代男性)

 

A
「個人事業として商売をするのと法人化するのと税務上どちらが有利か?」ということですよね?きっと。
税理士としてはしっかり答えないといけないお話なのかもしれませんが、今、私は途方に暮れています。
理由は3つ。
①判断材料となる情報がないこと
②「ユーモアたっぷりに」というむちゃぶり
③「小学生でも分かるように」やら「(pekori)」やら言ってのける30代男性
もう途方に暮れる要素しかありません。
確かに小学生でも稼ぎがあれば税金を支払うことにはなりますが、今回は30代男性からのご質問ですので、「30代男性でも分かるように」お答えします。

途方に暮れたのでとりあえず「個人事業 法人 税金 有利」と入れて検索してみました。
出てきたのはほとんど税理士さんのサイト。
なぜかみんななんか似てます。
そしてそこでの基本的な流れは、
①法人にするとこんなメリットがあります。素敵ですね☆
②でもこんなデメリットもあります。怖いですね(>_<)
③ですから今すぐ相談を!!
という感じ。
参考になりません。
まあそりゃそうですよね、商売ですもの。

個人事業にせよ法人にせよ、税金を安くするために打てる手は色々あります。
ただ、その手段は資金力や商売の状況、構成メンバー等々によって使えたり使えなかったりしますので、そのあたりのお話をしっかり聞かないと判断がつきません。
ぜひ商売に関する情報をしっかりまとめていただき、税理士にご相談いただくことをお勧めします。
今は相談無料のところも多いですから、複数の意見を聞いてみるのも良いでしょう。

以下、余談です。
もちろん有利不利がはっきりしている場合もあります。
たとえば、普通に計算をすると赤字になるような場合には個人事業の方が良いです。
赤字の場合、個人事業だと税金が発生しませんが、法人は7万円の税金が必ず発生してしまいますので(これは避けようがありません。)。
そういう極端な場合以外はケースバイケースになってしまいますね。
まあ赤字の事業の場合、法人化云々の前に黒字化を考えるべきでしょうが。